写真=川又第二トンネルをバックにバルーンリリース

 印南町の国道425号川又工区が7日から供用開始となり、町関係者や地元区民ら約200人が開通を祝った。

 日裏勝己町長は「いままでの思いがかなってきょうを迎えることができた。これも二階幹事長はじめ、仁坂知事や多くの先人の皆さまのおかげで、感謝申し上げたい。この道路を大切に、きれいに使っていきたい。今後、田辺市龍神村側の国道425号の早期改良に期待したい」とあいさつした。

 完成したばかりの川又第二トンネルをバックに、来場者がバルーンリリースやクラッカーを鳴らして祝福。国道425号改良促進協議会の前田憲男会長は「川又地区の皆さまには大変不便な思いをさせたが、ようやく開通することができた。気持ちよく車を走らせることができるが、交通事故のないよう気を付けてほしい」と述べた。

 川又工区両端から同時に供用開始したあと、それぞれ通行第1号の車両に町のマスコットキャラクター「カッくん」「エルちゃん」のぬいぐるみがプレゼントされた。日高川町和佐、森口利次さん(73)は「龍神からの帰り道に通って、偶然一番乗りすることができました。学校教諭として昔、旧真妻中に赴任した頃と比べると格段に道がよくなって、大変走りやすくなりました」と喜んでいた。

 14日午後3時からは県と町が主催の供用を祝う会が開かれ、あらためてテープカットやくす玉開披、祝賀パレードなどが行われる。