御坊市の日高看護専門学校で1日、卒業式が行われ、第5期生34人(男子11人、女子23人)が巣立った。

 鳴尾悦子校長は卒業生一人ひとりに卒業証書を授与し、卒業を控えた1年が新型コロナの影響を受けながらも、強い意志、忍耐力、努力を重ねたことを賞賛。「これから先も失敗を恐れず自分の可能性を信じ、あきらめずに取り組んでほしい。日高看護専門学校の卒業生という誇りと自信を持って新しい道を歩み続けてください」とはなむけの言葉を贈った。

 成績優秀で他の模範になったとして、卒業生の川﨑萌々華さんに学校長賞が贈られ、在校生を代表して2年生の西浦亜美さんが送辞を述べた。卒業生代表の答辞は小畑夏美さんで、教員や家族、支え合ったクラスメイトに感謝の気持ちを伝え、「学校生活で学んできた技術や知識を生かして、今後さらに努力し続けることを固く誓います」と決意を示した。

 感染対策のため、在校生は教室から、保護者らはYouTubeのライブ配信で門出を祝った。卒業生34人のうち20人が日高地方の医療機関に就職を予定している。