2021年度から3年間を計画期間とする御坊市第8期介護保険事業計画の第5回策定委員会が24日、市福祉センターで開かれ、第1号被保険者(65歳以上)の基準月額を7500円とする保険料や計画案を承認した。

 保険料の基準月額は現行(第7期)の6520円から980円の引き上げ。21年度から3年間の標準給付費約85億6400万円、地域支援事業約3億8700万円の見込みに対し、65歳以上は2万1876人の推計となっている。また、第7期は介護サービスの給付が見込み以上になったため、余剰金を準備金に積み立てられず、さらにまかない切れなかった分は、県から財政安定化基金として約2000万円を借り入れる予定。第8期で償還していく必要があると事務局が説明した。

 第8期高齢者福祉計画・介護保険事業計画は、「私が創る私のまち『ごぼう』」に向けて「誰もがいきいきと活躍できるまちごぼう」「いつまでも住み続けたいまちごぼう」「一人ひとりが大切にされるまちごぼう」を基本理念に設定。「認知症の人のよりよい暮らしと活躍」「健康づくり」「暮らしの利便性向上」「介護人材確保と多職種連携」「地域連携ネットワークによる権利擁護の推進」を重点課題として取り組んでいく。

 介護保険料については3月議会定例会に条例改正案を提出する。