写真=英霊の冥福を祈る遺族

 美浜町遺族援護会(会長=籔内美和子町長)主催の戦没者追悼法要が25日、三尾の法善寺(岡本和能住職)で行われ、町内の戦没者347柱の冥福を祈った。

 一昨年まで田井のメモリアルウエストで行われていたが、昨年はコロナ禍で中止。今回は規模を縮小し、遺族代表2人を含む関係者のみで行われた。英霊に黙とうを捧げたあと岡本淨前住職、和能住職ら3人の読経で法要を行い、出席者が順に焼香した。

 岡本住職は「小規模ながらもこうして執り行えたこと、英霊も喜んでおられることと思う。英霊のご苦労、戦争の悲惨さを風化させないためにもこれからも続けていただきたいと思う」と話し、遺族の伏木信寛さん(78)=吉原=は「昨年は町の法要も郡の法要も中止になりましたが、今年は関係者の皆さま、法善寺さんのご協力で行っていただけて大変喜んでおります。本当にありがとうございました」と感謝を述べた。会長の籔内町長は「今の私たちがあるのは英霊のおかげ。コロナ禍の中ですが、2年続けて中止にならず、本当によかったと思います」と話している。