県教育委員会は9日、県立高校再編の骨子案を発表。将来の学校の具体数は明らかにしなかったが、「現在の県立校を可能な限り存続させる」とした。

 昨年8月、県教委の諮問機関「きのくに教育審議会」が、現在29校ある全日制高校を、今後15年でおよそ3分の2にあたる20校程度に再編するのが適正とする答申をまとめ提出。県教委は答申をもとに各地域で説明会を実施したが、学校関係者らを中心に地域から高校がなくなることを心配する意見が多かった。

 今回の骨子案は答申とこれらの意見を踏まえ、基本的な考え方として「(定時制を含め)今ある32の県立校を充実させ可能な限り存続」「自宅から通学可能なところに多様性と活力ある高校を確保」「特色を有し質の高い学びを保障する高校の整備」の3つを挙げた。

 具体的には県内を11地域に区分し、各地域に「地域中核高校」を1校設置するほか、地域の特色やニーズに応える「地域特性高校」を3~6校程度、特色ある教育活動を展開する「特任高校」を2校程度、職業系専門学科の拠点校「専門高校」を3~5校程度、複数の職業系専門教育を展開する「総合専門高校」を2校程度、総合学科の拠点校「総合学科高校」を1~2校程度設置するとした。

 早ければ来年度中にも骨子案を踏まえた再編整備計画・実施プログラムを策定する方針で、3~4年後から実施し、15年後に終える見通し。

 県教委では現在骨子案の説明会を各地で開いており、日高地方では11日午後1時からみなべ町保健福祉センター、13日午後1時から御坊商工会議所で開かれる。