写真=花き連メンバーと花束を受け取った日高中津分校の生徒ら

 日高地方花き連合会(弓倉弘会長)は25日、日高地方の5つの高校にスターチスやカスミソウなどの花束を配布した。22日の花き品評会の出品作品で作った花束。小学校、中学校向けの花きPR活動は行っているが、高校生に向けては初めてとなる。

 品評会にはスターチス、カスミソウなど御坊市の特産の花をはじめ、17品目120点の出品があり、金賞や銀賞などを決めた。例年、出品された花はショッピング施設などで展示会を開いていたが、今年は新型コロナの感染拡大予防へ中止。高校生に向けてPRすることになった。

 訪問したのは日高、同中津分校、紀央館、南部、和歌山南陵の5校。日高川町西原の中津分校には副会長の瀬川和哉さんと理事の山﨑亮太さんが訪問し、生徒会副会長の小﨑航平君、書記の中山歩紀(いぶき)君、会計の馬場匠哉君の3人が対応。

 瀬川さんが「各農家が一生懸命育てた花です。校内に飾り、受験を迎える3年生やみんなの癒やしになれば」と、クリアファイル、リーフレットとともに手渡した。小﨑君は「教室に花があれば雰囲気が明るくなると思います。御坊の花のことも学びたい」と話していた。

 花き連合会ではこの取り組みを機に、高校生向けの花PR活動を検討したいとしている。