県バスケットボール協会のU18(高校)中紀地区リーグ戦は20日に最終日を迎え、男子の部で和歌山南陵が初優勝を飾った。今年春の創部から、1年生だけで公式戦初の栄冠。全4試合100点超えの攻撃力を発揮し、来月の県新人大会へ向けて弾みをつけた。

 海草地方から日高地方まで男子9校、女子6校が、8月29日(箕島高校)、30日(日高高校)、9月6日(海南高校)、10月18日(耐久高校)、12月19日(南部高校)、20日(有田中央高校)の6日間にわたり、熱戦を展開。男子は3チームずつの1次リーグと、1次の順位別2次リーグ、女子は総当たりで競った。

 和歌山南陵男子は1次リーグで南部を186―34、有田中央を154―47で退け、2次1位リーグに進出。耐久に154―63、箕島に119―62で大勝した。持ち味の激しくプレッシャーをかけるディフェンスから、攻守の切り替えを早く、速い展開のオフェンスで圧倒。攻撃は柳沢を中心に得点を重ね、守備では猪口のパスカットが光った。

 増井拓也監督は「リーグの期間中にあった11月のウインターカップ県予選(8強)では不甲斐ない試合をしてしまったので、このリーグ戦は絶対に落とせなかった。来月の新人大会は優勝できるように頑張りたい」。加藤真央主将も「初の公式戦優勝。この経験を次につなげ、新人大会で優勝、近畿大会でも上位を目指して頑張りたい」と話していた。

 男女の順位と和歌山南陵男子のメンバーは次の通り。

 【結果】男子①和歌山南陵②箕島③耐久④海南⑤和高専⑥有田中央⑦日高⑧紀央館⑨南部▽女子①箕島②日高③海南④耐久⑤紀央館⑥南部

 【メンバー】増井拓也(監督)、和中裕輔(コーチ)、加藤真央、柳沢隼士、二木亜琉、猪口富椰ン、佐伯和司、中峰十座、中本一寿、安藤友稀、小林優太、ADETUTU DAVID ALABA、高澤太輝、市木正大、竹村太陽、西浦康成、武田陽、青木啓悟、岡野翔成、田村昂暉

写真=男子中紀リーグを制した和歌山南陵メンバー