県内で長年、地域医療や保健の第一線で活躍した保健師、看護師らの功績をたたえる県ナース章の受賞者が決まった。今年度は県全体で14人が受章、日高地方からは和歌山市の県難病・子ども保健相談支援センター所長の保健師竜田登代美さん(59)=日高町高家=が選ばれた。表彰式は24日、県庁で行われ、仁坂吉伸知事から表彰状と純銀製のメダルが授与される。
県内の医療機関や自治体に勤務し、長年地域医療、福祉の向上に貢献した看護師、准看護師、保健師、助産師の功績をたたえる制度。1970年から始まり、今年度は県内で看護師9人、准看護師1人、保健師3人、助産師1人の計14人が選ばれた。
竜田さんは84年から県の保健師として勤務。これまで36年間にわたって住民の健康福祉に力を注いだ。入庁後、古座保健所を皮切りに田辺や御坊などの保健所に配属され、各市町村の健診のサポートや乳児・新生児の育児相談などに従事。精神障害者や難病者の健康相談などを担当したこともある。
95年の阪神・淡路大震災、04年の中越地震、11年の東日本大震災では現地の避難所に派遣され、避難者の健康相談にも当たった。県の医務課や健康推進課などに配属となった期間もあり、日高看護学校の設立準備、新型コロナ対策にも携わった。現在は県立医大附属病院内にある県難病・子ども保健相談支援センターの所長を務め、子どもや成人の難病患者らの電話や来所による相談に対応している。
今回の受賞には「関係機関の連携を大切にしながら、子どもから高齢者の方々の疾病予防や健康づくりに取り組んできました。受賞は職場の上司、先輩、後輩、周囲の皆さまの支えのおかげです」と感謝のうえ、現在、所長を務める難病・子ども保健相談支援センターについても「子どもやご高齢の方々が地域で安心して暮らしていけるお手伝いをしています。気軽にご相談ください」と利用を呼びかけている。


