施設栽培キュウリの出荷シーズンに入り、美浜町にあるJA紀州(芝光洋組合長)のみはま胡瓜(きゅうり)撰果場は選果機を使った出荷作業が本格化。今季は800㌧を目標に、県内や大阪などへ出荷される。

 9月上旬に定植したハウス栽培キュウリの収穫が10月中旬に始まり、出荷量の増加に伴い撰果場の選果機が稼働。初日の6日は約1・8㌧を選果した。今月と来年2月にも定植を行い、3、4月をピークに、来年7月まで出荷が続く。

 同JAキュウリ部会長の谷禎夫部会長(53)によると、「今年は台風被害もなく、例年並みの定植で、順調に生育。品質も上々、秀品率も高くなっている」という。

 生産者の高齢化で減少傾向のキュウリ部会生産者は現在22人。同JAの担当者は「現地検討会を月に1回のペースで開催するなどさらなる品質向上を目指し、生産者の増収に取り組みたい」と話している。

写真=選果機を流れてくるキュウリ