印南町の西ノ地と島田地区に架かる新切目橋歩道橋が完成。6日、現地で渡り初め式が行われ、テープカットやくす玉割りで完成を祝った。

 場所は切目川をまたぐ国道42号の新切目橋のすぐ上流。同橋には歩道がなく、歩行者の安全なルートを確保しようと、紀南河川国道事務所が建設した。完成した橋は延長150㍍、幅員3㍍。総工事費は約10億円。

 渡り初め式には工事関係者や切目小学校の児童ら約150人が出席。日裏勝己町長は式辞で「国道42号に歩道橋を建設してほしいという強い要望があり、関係機関の協力で完成することができた。今後も住民の命を守り、子どもたちが交通事故に遭わないように取り組みを進めていきたい」と述べた。通学路として使用する同校6年の眞田侑奈さんがお礼の言葉を述べ、「今までの通学路は交通量が多く、怖い思いをしたことがありました。新しい橋ができたのでこれからは安心して登下校できます」と感謝の気持ちを語った。

 テープカットでは同校の村上蒼佑君(6年)と村上まひろさん(同)がテープカットに加わり、ほかの6年生13人もくす玉割りに参加。歩道橋の上からはバルーンリリースも行われた。

写真=切目小児童も加わってテープカットやくす玉割り