印南町の切目中学校(久保井浩平校長)が26日付で障害者を理解し手助けする県の「あいサポート企業・団体」に認定され、28日には認定証が届けられた。

 あいサポート運動は「障害を知り、共に生きる」をテーマに2009年11月、鳥取県からスタートした取り組み。和歌山県では16年、鳥取県と協定を締結して各地での運動を推進している。

 切目中は9月24日、2年生17人と教員4人があいサポート研修を受けてあいサポーターに認定。今回、学校自体があいサポート企業・団体に認定され、日高振興局健康福祉部の林口康弘副部長から久保井校長に認定証が手渡された。あいサポート企業・団体は県内で36団体目で、学校での認定は初めて。

 久保井校長は「障害者理解というのは学校でも学ぶが、もう一歩踏み込んで少しでも障害者の手助けになれるようになることが大事。今後も毎年、2年生を対象に研修を実施し、あいサポーターの養成に取り組みたい」と話していた。

写真=認定書を手に久保井校長㊧と林口副部長