小中学校の修学旅行シーズンに入り、日高地方でも各学校で実施されている。例年、小学校は京都や大阪、中学校は東京など人口が密集する都会へ出かけていたが、今年は新型コロナの感染防止のためすべての学校が行き先を変更。紀南地方など県内を中心に、一部学校では三重県や四国で行う。

 日高地方では10、11月を中心に各学校が修学旅行を実施。ほとんどの小中学校は行き先が紀南地方で、太地町や串本町、那智勝浦町など。紀北へ行く学校もあり、みなべ町の高城中学校は高野山で実施。上南部中は海南や和歌山市の友ケ島で予定している。

 9月30日と10月1日の日程で行った印南中は、古座川でカヌー、太地町でクジラのエサやりなどを体験。同校は「都会には行けなかったが、初体験の子も多く、楽しんでいたようで、和歌山県の魅力を知るきっかけにもなったのでは」と話していた。

 一方、県外での実施は中学3校で、大成と名田が三重県、湯川が四国へ。三重では伊勢志摩スペイン村や伊勢神宮、鳥羽水族館などで、四国では徳島と香川を訪れ、鳴門の渦潮見学やうどん作り体験などを行う。各学校とも人口密集地でなく感染者が少ないエリアとして、旅行先を選定したとしている。

 また、いずれの学校も行き先変更のほかに感染対策を徹底する。バスの数は通常1台で足りるところを座席の間隔をあけて座るために2台用意したり、4人部屋を2人部屋にするなど、さまざまな密回避の対策を講じている。