由良町は14日、体育センターで新型コロナ感染症対策の避難所運営訓練を行った。午前と午後の2回に分けて、職員と自主防災会のメンバーら約120人が参加した。

 午前の部には職員39人、自主防災会のメンバー33人の計72人が参加。山名実町長は「まだ新型コロナ終息のめどは立っていない。避難所でも感染防止対策を徹底することが大事」とあいさつした。

 訓練では、段ボールのパーテーションを使った居住空間づくり、防護服の着用、避難所の受付などを実践。段ボールを使った居住空間の設置では、段ボールの板(縦1・4㍍、横1㍍)を7枚使い、3平方㍍の居住空間を仕上げた。段ボールのベッドも組み立てて、居住空間内に設置した。防護服の着用や受付方法では、感染防止対策について学んだ。

 衣奈の森川末次さん(69)は「段ボールの組み立ては思っていたたよりも簡単でスムーズにできた。ベッドも丈夫で、寝心地もよかったよ」と話していた。

写真=段ボールで居住空間を組み立てる参加者