県理容生活衛生同業組合日高支部は、組合加盟店で新型コロナウイルス対策を徹底するため独自の対策DⅤDを作成した。

 横浜市大救急医学教室主任教授で、ダイヤモンドプリンセス号の重症患者の受け入れに際して、神奈川県DМATの統括として活躍した御坊市出身の竹内一郎氏が協力。竹内氏自身が出演し、これまでの経験を踏まえた、クラスターを発生させない、濃厚接触者を出させないために理容店で行うべき消毒の徹底など、基本的な感染症対策を分かりやすく紹介している。

 同支部では感染症対策の研修会を開こうと考えたが、3密となるため中止し、代わりに今回のDⅤDを作成し、組合加盟店に配布。観賞してコロナ対策を徹底している店舗には全国理容生活衛生同業組合連合会の新型コロナガイドラインセミナー修了証なども交付される。

 日高支部によると、コロナの影響で例年に比べ利用者が減少したうえに、各地の秋祭り中止でヘアカットする人が激減し、厳しい営業を強いられている。柴田直樹支部長は「安全、安心をモットーに感染症対策に万全を期して営業させていただいてます。修了証のあるお店を目印に来店ください」と呼びかけている。

写真=DVDや修了証を手に柴田支部長