新型コロナの影響で小中学校の修学旅行が延期、行き先の変更等を余儀なくされるなか、御坊市と美浜町、日高町で初の体験型修学旅行を受け入れることが決まった。

 学校は和歌山市立日進中学校。14日朝に3年生約200人が5つのグループに分かれて日高・西牟婁地方を訪れ、日高地方は御坊市でハーバリウム、日高町で黒竹民芸品、美浜町でシーグラスボールペンと流木のウエルカムボードの制作を体験する。

 日高地方では行政と民間の広域連携による体験型観光推進の一環として、教育旅行の誘致に取り組んでおり、今回の日進中の修学旅行受け入れはその初めての成果となる。事務局の日高振興局企画産業課によると、同校の修学旅行は例年、東京など関東方面だが、今年はコロナのため県内に変更。当初はみなべ町内で梅加工等の体験を予定していたが、受け入れ側との都合が合わず、御坊、美浜、日高での体験となった。