御坊市島の大洋化学株式会社(上西一永代表)は9日、同市に災害備蓄用のエアーマット120個を贈った。

 東京のコイルプロモーション株式会社(太田勝久代表)と共同開発した商品で、災害時に長時間の避難生活でも快適に休める無圧方式のエアーマット。416個の空気セルが1点ごとに体を支えるため、無圧布団のようなやさしい寝心地で、避難所となる体育館の硬い床でも快適に使用でき、また、きしむ音が少ないため寝返り時の音も静かに使えるという。

 この日、上西、太田の各代表らが市役所市長応接室を訪ね、三浦源吾市長に贈呈。三浦市長は「素晴らしいマット。訓練でも活用していきたい。長期間の避難生活でも快適さを確保でき、特に高齢者や障害者、妊婦の方の助けになると思う」と感謝を述べた。

 その後、大洋化学経営企画部の松山弘樹部長と太田代表が市職員とともに実演。上西代表は「避難所の快適さの確保へ、まずは使ってもらって、支援するとともに、商品をPRしていきたい」と話していた。

写真=エアーマットを手に上西代表、三浦市長、太田代表(右から)