自民党は15日、党本部で臨時総務会を開き、役員人事を正式決定した。
二階俊博幹事長(81)は続投。政調会長に下村博文選対委員長(66)、総務会長に佐藤勉元総務相(68)、選対委員長に山口泰明組織運動本部長(71)を起用。森山裕国会対策委員長(75)は留任。幹事長代行には野田聖子元総務相(60)が就き、林幹雄幹事長代理(73)は続投。
二階氏は「コロナ禍の中、国民の皆さまの不安に寄り添い、一致団結して政策を前に進めなければならず、政治に一刻の空白も許されない。見事なリーダーシップで国の内外に立派な功績を残した安倍前総裁の志を継承しつつ、友党の公明党と緊密に連携し、『国民のための政治』を実行する覚悟」と決意。さらに「秋田の農家の長男として生まれた菅新総裁にとって、『地方の発展』は政治の原点。私たちと同じく地方の痛みや苦しみを理解できるリーダー。相次ぐ自然災害に対する備えとして『国土強靭化緊急対策』のさらなる期間延長も必ず実現する」と強調し、「私は選挙区である故郷・和歌山の皆さまのおかげでいまの立場にあることを、片時も忘れたことはありません。愛する和歌山の発展と次世代への継承のために全身全霊を捧げる」と誓った。
二階氏は1975年4月、県議会議員に初当選し、連続2期務めたあと、83年12月の衆院選に立候補して初当選し、現在当選12回。2016年8月、幹事長に就任し、今月8日には幹事長通算在職日数が1498日となり、自身が政治の師と仰ぐ故田中角栄元首相を抜いて歴代最長となっている。今回、総裁選ではいち早く菅氏の支持を表明して流れをつくった。幹事長は5期目。
菅総裁は16日、新内閣を発足。副総理は麻生太郎氏(79)が続投。官房長官に加藤勝信厚生労働相(64)、行政改革担当相に河野太郎防衛相(57)を起用。
党4役以外の役員人事も16日、正式決定し、世耕弘成参議院幹事長(57)=和歌山県選挙区・当選5回=が留任した。
世耕氏は2012年12月、第2次安倍内閣で官房副長官に就任、16年8月から経済産業大臣を務め、首相の側近として手腕を発揮した。参議院幹事長には昨年9月の役員人事で起用されており、引き続き参議院の仕切り役を任されることになった。
和歌山から二階幹事長とそろって菅政権でも重要ポストを担うことになり、一層の活躍が期待されている。


