御坊市立図書館所属のボランティア団体として、「おはなしサークル 泉のひろば」が発足。5日午後1時から、御坊市中央公民館で第1回の活動「絵本のよみきかせ ♯さあ!! 絵本の世界へ行こう」を行う。「子どもたちに絵本の楽しい世界をプレゼントできればと思っています」と参加を呼びかけている。

 元教員やすでに読み聞かせ活動を行っているメンバーら14人が集まり、「テレビやゲームに夢中になる子どもが増え、弊害が指摘されている今、絵本の世界に心遊ばせ、想像力を働かせながら喜んだり悲しんだり、怒ったりして豊かな心を育んでいく手助けができたら」と、2月にサークルを立ち上げた。会長は宮本浩子さん(印南町)、副会長は津村節子さん(御坊市)。泉を思わせるブルーのスカーフをユニホームにしている。当初は4月から活動を開始する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で9月に延期していた。

 発足の呼びかけ人で事務局長を務める小山千賀さん(日高川町)は「どれだけのことができるか未知数ですが、絵本の持つ楽しさ、面白さを少しでも伝えていきたいという熱い思いは人一倍持っているつもりです。学校行事等でよみきかせをお考えの際には、どうぞお役立ていただければと思います」と話している。

 活動は毎月第1土曜。第1回よみきかせの当日は感染防止のため、3密を避けソーシャルディスタンスをとって全員マスクを着用。フェイスシールドも使用する。「万全の体制をとっておりますので、安心してお越しください。新会員も募集しております。絵本のよみきかせ、詩の朗読、懐かしい民話の語りきかせなど一緒に楽しみませんか」と呼びかけている。問い合わせは小山さん℡090―3710―0149。

写真=おそろいのブルーのスカーフでメンバーが勢ぞろい