日高地方や和歌山市でロケを行った映画「ソワレ」は、御坊市のオークワロマンシティ御坊店内にあるジストシネマ御坊でも全国主要劇場と同時に28日から上映。初日は昼・夜2回合わせて約80人(昼50人、夜30人)が鑑賞した。

 俳優・演出家の豊原功補さん、歌手・女優の小泉今日子さんが立ち上げた新世界合同会社の第1回プロデュース作品。外山文治監督。村上虹郎さんと芋生悠(いもう・はるか)さんのW主演で、大きな罪と心の傷を抱える若い2人の逃避行が、御坊日高の豊かな自然を背景に切なく描かれる。夜明け前の煙樹ケ浜で始まり、木漏れ日の美しい松林、日高川の穏やかな流れ、緑の中の吊り橋などを映しながら物語が進行。日高高校やときわ寮川辺園などでも重要なシーンが撮られていた。

 鑑賞後には「メイキング写真展」を眺める人の姿も多くみられた。由良町で地域おこし協力隊を務める橋本美奈さん(31)は「知っている場面が登場するたび『あっ、あそこだ』と思い、それからまた映画のストーリーに戻るという感じでちょっと忙しかったですが、とてもいい映画でした。つらい思いをしている主人公の心情に、大人なら多かれ少なかれ自分を重ねられる部分もあると思います。見ていてぐっときました。多くの人に見てほしいですね」と話している。

 上映時間は、毎日午後0時40分から。火・水・金・土曜は午後8時10分もある。会場には自由に持ち帰れる「ロケ地マップ」も備えている。撮影日誌などを収めたパンフレットは750円で販売。

写真=会場前で「メイキング写真展」を見る人たち