主に南方で生息するチョウ、カバマダラ=写真=が日高町志賀、個人が管理する公園「志賀の郷」を訪れている。

 全体的にオレンジ色で、黒と白の縁取りがある美しいチョウ。アフリカやインド、オーストラリアに分布する。日本では奄美大島以南の南西諸島が主な生息地だったが、近年は温暖化の影響で北の方でもみられるようになってきた。

 志賀の郷では5年前、極めて珍しいスジグロカバマダラとともに確認されて以来、3年間はみられなかったが、昨年10月に再び飛来。今回は、今月23日、25日にみられた。

 公園に咲くフジバカマや外来植物のミズヒマワリの花を求めて飛んできたようで、渡りチョウのアサギマダラと一緒に飛ぶ姿もみられる。