オリックスの富山凌雅投手(23)=御坊市出身、和歌山御坊ボーイズ/ジュニアタイガースOB=が23日、今季1軍初昇格を果たし、この日、京セラドーム大阪で行われた西武12回戦に3―3の7回から3番手で登板。1イニングを無安打無失点に抑え、プロ初ホールドを挙げた。

 同点直後のマウンドで、2番からの上位打線と対戦。140㌔後半の直球を中心に、源田を中飛、森を一ゴロに打ち取り、2死から4番・山川に死球を与えたが、続く外崎をフォークで空振り三振に切って取った。チームは6―5で勝利し、中嶋聡監督代行就任後3連勝。20日まで2軍監督だった指揮官の期待に応えた。

 1軍登板は昨年9月26日の日本ハム戦以来2試合目。プロ2年目の富山投手は今季、2軍で9試合3勝1敗1セーブ、防御率2・47と安定していた。