日高地方の1市6町で構成する日高広域観光振興協議会(金﨑昭仁会長)はひだかブランドのPRとして、動画「紀州あかもく編」を制作。7日からユーチューブで公開を始めた。

 ひだかブランドは昨年6月、日高地方発祥の特産品普及と販売促進を目的に創設。すでに幅広い人気と知名度を誇る「日高発祥ブランド」と、これから県内外にアピールする「日高新星ブランド」の2種類がある。今回のアカモクは由良町の特産で日高新星ブランドに登録された商品。美容効果の高い海藻として注目されている。

 制作した動画は約2分間で、収穫や加工の様子を映像化。紀州日高漁協の中村和孝副組合長理事と大畑佳久事業部長らが出演、生産者の熱意などを紹介し、アカモクの魅力を伝えている。今後はホームページやPRイベントなどで幅広く活用する。動画はユーチューブで「ひだかブランド」「ひだかチャンネル」のいずれかで検索すればヒットする。

 アカモクのほか、今年度中に黒竹民芸品、かきまでご飯の素、幸せくるる御坊のお菓子、南高梅についてもPR動画を制作する。

 7日には日高振興局で動画「紀州あかもく編」の完成発表会が開かれ、地域振興部の長尾全庸部長は「日高地方の特産の魅力を広く発信していきたい」とあいさつ。日高広域観光振興協議会副会長で、由良町吹井の平佐館を経営する東宏美さんがアカモクを使った「あかもく丼」と「あかもくそうめん」の料理を紹介した。

写真=アカモクの魅力を紹介する動画の公開がスタート