日高川町高津尾の書道教室、大前書院(大前彩雨さん主宰)の作品展「字遊展」が8月16日まで、日高川交流センターで開かれている。

 毎年イベントとして「墨すり体験」を行い、自由に書いた作品を同センターで展示しているが、今年はコロナでできず、「ステイホームできこえたオノマトペ(擬音語)」をテーマに家で自由に作品を書いた。家族でいろんなものをホットプレートで焼いた音を「じゅうじゅう」と紙いっぱいに書いた作品、一人でじっとしている時に大きく聞こえた自分の心臓の音「ドクドク」、学校が始まるはずだった4月に楽しみで教科書を何度もめくったという小学1年生の「パラパラ」、きょうだいで部屋の中を走り回って遊ぶ「ドタバタ」など、それぞれの言葉を線の太さや勢い、構図などを考えて書いた力作が並んでいる。ため息を「phew」と英語で表現するなど工夫した作品もあり、一人一人のコメントも添えて見応えあるユニークな作品展となっている。出展は次の皆さん。

 赤松右興、大串帆加、小瀬心咲、小竹倫太朗、滝口光明、岡﨑栞奈、小早川希空、小早川龍斗、小瀬陽香、大串愛梨、岡田にこ、熊代亜起、塩﨑紗英、高出紗衣、滝口直輝、小早川琉依、小竹健裕、岡田空月、小早川朝菜、平野文助、大串楓真、熊代凜子、井原美月、相台真央、矢口月菜

写真=音を表現したユニークな書が並ぶ