高校で1学年上の先輩が病気で不調と聞き先日、別の先輩らと一緒に自宅を訪ねて見舞った。仕事も行っており、思っていたより元気そうで、ひと安心したが、病気の話を聞かせてもらうと、とても怖くなった。病名は慢性すい炎。食事療法を行っており、酒や肉の脂がNGという。

 初めて聞いた病気の名前。インターネットで調べてみると、体が健康な状態の場合、すい臓の中ですい液が消化能力を発揮することはないが、アルコール摂取量の増加や脂質のとりすぎ、心身のストレスで、すい液が活性化してしまい、すい臓を溶かしてしまう自己消化を起こす場合がある。これによって、すい臓の細胞が破壊されると、炎症を起こして細胞が萎縮して硬くなり、すい炎を発症。一度破壊された細胞は治りにくく、炎症が慢性的に続くことも珍しくないようだ。

 日本では年々患者数が増えており、年間1万人以上が発症しているというデータも。男性の患者が圧倒的に多く、30~50代にかけて患者数が増えるのが特徴で、悪化するとがんのリスクが高まるという。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、マスクや手洗い、うがいの習慣が身に付き、風邪をはじめ、感染症への対策はできている気がするが、食生活や生活習慣はそのまま。毎年の健康診断で、おととしは便潜血反応が陽性となり、大腸内視鏡検査を受けた。昨年も精密検査が必要とされた結果、脂肪肝との診断を受けている。今年も健診の時期。いまさら1年間の不摂生や増えた体重はどうしようもないが、先輩の快気を願いつつ、40歳の誕生日を前にあらためて自身の食生活や生活習慣を見直したい。(笑)