新型コロナの影響で休止していた美浜町の自主サークル活動「いきいき百歳体操」が順次再開されており、1日には松原地区公民館で吉原百歳体操水曜グループが3カ月ぶりのトレーニングを行った。

 いきいき百歳体操(通称・いき百体操)は町が2016年度から始めた介護予防事業で、住民が主体となって集会所などに集まり、椅子や重りを使って行う簡単なトレーニング。重りを調整しながら個々の体力に合った負荷をかけ、元気な人も介護保険を利用している人も一緒になって楽しんでおり、現在、15のサークルが週1回の活動を続けている。

 吉原地区百歳体操水曜グループは今回、6人が集まってトレーニングを再開。町職員から感染予防の説明を受け、体操の前後には使用した道具などの消毒も行った。トレーニングは3カ月のブランクがあるため負荷なしで行い、椅子から立ったり座ったりのほか、足や腕の曲げ伸ばしなど久しぶりの運動を楽しんだ。

 サークルリーダーの中村玲子さん(83)、老人クラブ班長の津本節子さん(76)は「この3カ月はほとんど自宅で過ごし、運動はたまにテレビの体操番組を見ながら少しするぐらい。立ち上がるときなど筋力の衰えを感じていました。『いき百』が再開され、みんなの顔を見ておしゃべりできるのがうれしくて、また頑張って体を鍛えようと思います」と話していた。

写真=久しぶりに集まって体を動かす吉原地区百歳体操水曜グループ