県は19日、新型コロナウイルス対策として北海道、東京、神奈川、埼玉、千葉の5道都県の移動自粛要請を解除した。これで県境をまたいだ移動の自粛要請がすべてなくなり、観光客の誘致についても段階的に広げていく方針となった▼先日、インターネットに掲載されていた山形新聞の記事で「新型コロナウイルスで成人式の延期が相次いでいる」というニュースが紹介されていた。元々、山形県はそれほど感染者が多くないが、県外に出ている人が帰省して出席することもあるし、式を開催する時期の感染状況が見通せないということもあるらしい。日高地方では例年1月に成人式が開催されており、今後は開催するかどうかについての議論が出てくるかもしれない。もちろん、成人式だけでなく、これまでにいろんなイベントやスポーツ大会が中止となっている▼しかし、新型コロナに対し、リスクのゼロを求めるのは難しい。一時よりも感染者が減少したといえ、全国的には毎日数十人が感染している。和歌山県内でも23日に64人目の感染者が確認された。リスクを少なくする対策に万全を尽くす必要があるが、「感染者がゼロではないから中止する」という考えは、いつまで経ってもイベントなどの再開に踏み切ることができない。それは経済面などに大きなマイナス。再開するリスクも再開しないリスクもあり、トータル的に考える必要がある▼コロナで開設しない海水浴場がある中、日高町の産湯海水浴場は今年も開設されることが決まった。一歩踏み出した勇気ある決断と言える。今回の対応がコロナで落ち込んだ地域経済を活性化することに期待したい。(雄)


