特殊詐欺の被害を未然に防いだとして御坊署は23日、御坊市薗、ローソン御坊薗店のオーナー城野末子さん(64)と店員小水学さん(37)の2人に感謝状を贈った。

 先月15日午後5時30分ごろ、美浜町の男性(76)が同店を訪れ、「インターネットのウイルスを除去するためにグーグルプレイカード(ギフトカード)を2万円分買いたい」などと、販売を担当していた城野さんと小水さんに伝えた。2人は「パソコンウイルス除去にグーグルのプレイカードが必要になるのはおかしい」と不審に思い、警察に行くよう説得した上で御坊署にも通報。2万円分のカードを販売したものの「カードに付いているシールをはがさず、使用しなかったら返金します」と男性に伝えていた。男性は御坊署に行き、詐欺だったことが判明。同店も購入額を返金した。

 御坊署によると、男性はパソコンを操作中、突然、ウイルスに感染したというメッセージと連絡先の電話番号が表示され、連絡先に電話をしたところ、片言の日本語をしゃべる外国人が出たという。

 同店では10日後の25日にも同じような事案があり、美浜町の男性(70)が「グーグルカード8万6000円分を購入したい」と来店。別の店員2人が対応し、未然に詐欺被害を防いだ。

 贈呈式は御坊署で行われ、北島彰署長から感謝状が贈られ、2人は「お年寄りのお客さんが被害に遭わずによかった」と話していた。同署は「詐欺に対する意識や知識を高めた接客で、来店者に対応していただいている。詐欺を未然に防いでいただきとてもありがたい」と感謝していた。

写真=感謝状を受け取る城野さん㊨と小水さん