県軟式野球連盟学童部日高支部(田渕稔部長)の今シーズン初の公式戦となる第43回夏季大会兼第50回学童選手権大会及び第14回ナガセケンコー旗県大会予選は21日、開幕。初日は御坊小学校グラウンドなど3会場で1回戦1試合と2回戦8試合が行われ、ベスト8が出そろった。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で約3カ月遅れのシーズン開幕。各会場では選手らの健康チェックシート提出、3密回避など感染症対策を徹底のうえ、熱戦が展開された。

 御坊小グラウンドで大会運営に当たっていた田渕部長は「子どもたちの元気な姿を見ると、気持ちがいい。今後も感染症対策を徹底し、シーズン最後まで無事に大会を続けられればと思う」と選手のはつらつプレーに目を細めていた。同グラウンドの第1試合で勝利した名田黒潮の野﨑健友主将(名田小6年)は「みんなと一緒に野球ができて楽しかった」と笑顔。自身はマウンドに立って御坊打線を完封し、「バックがよく守ってくれたので楽に投げられた。これから金メダルを1つは獲得することを目標に頑張っていきたい」と声を弾ませていた。

 大会は17チームのトーナメント戦で、順調にいけば28日に決勝が行われる。藤田は2回戦を棄権し、湯川が不戦勝で3回戦へ進出。その他の1、2回戦の結果は次の通り。

 1回戦=印南ファイターズ22―0塩屋▽2回戦=印南ファイターズ7―0川辺西ビクトリーズ、みなべ7―0内原、名田黒潮6―0御坊、美浜5―0印南黒潮、上南部18―0三百瀬千鳥、川辺ウィンスターズ11―1由良スポーツ、日高7―0中津

写真=快投を見せる名田黒潮の野﨑投手