新型コロナウイルスの影響で3月から休館していた御坊市御坊の御坊寺内町会館は、メイン展示物を一新して6月2日から再オープンする。

 新しいメイン展示は、テーマを「御坊今昔物語」として、寺内町の繁栄と御坊のまちの移り変わりを紹介。繁栄の歴史では祭りや幟、戯瓢踊などをジオラマ化。戯瓢踊の様子は精密に再現された多数の人形で構成されており、いずれも今年2月に死去した元御坊市職員の塩﨑正三さんが制作した。

 パネル展示は、1960年前後と現在の御坊市を写真で比較。新旧の市役所、御坊小学校、紀伊御坊駅など懐かしい市内各地の貴重な写真が見られる。また、併設する和田勇資料館には、二女マリコさんから寄贈された日本オリンピック委員会(JOC)のネクタイ、胸章や第2回日米大学野球選手権大会時の山下大輔、中畑清ら選手の名前の寄せ書きなどが追加展示されている。

 感染症対策としては、見学順路を決め館内を一方通行とし、消毒液を設置、換気を徹底。来館者にはマスクの着用と前後約2㍍の間隔をあけ1人ずつの見学を求めている。

 片山隆館長は「3カ月の休館期間に、展示内容の充実を図り、感染症対策も講じました。3密を防ぐため、館内では係り員が見学方式など協力をお願いすることがあり、ご不便をおかけしますが、御坊の今と昔の展示を楽しんでいただければ」と話している。

写真=戯瓢踊のジオラマ展示を準備するスタッフ