御坊市立図書館は、カウンター近くに5・6月の特集コーナーを設置しており、今回は「黄色の本」と「カラダに関する本」が並んでいる。

 黄色の本は、内容は問わず背表紙が黄色い本ばかりを集めたというユニークな企画。芥川賞の「コンビニ人間」(村田沙耶香)、映画化された「ファミレス」(重松清)、本紙で連載した「かんかん橋の向こう側」(あさのあつこ)、大佛次郎賞作家の短編集「太陽は気を失う」(乙川優三郎)など多彩な本があり、同館では「5月という季節に合わせて春らしい明るい色の本を集めました。目を引くためか、意外といつもの特集より反応がいいようです」と話している。

 カラダに関する本では「免疫力アップジュース」「肺炎がいやならのどを鍛えなさい」など、感染症予防に役立ちそうな本が並ぶ。そのほか話題の本として、最近映画化された「燃えよ剣」「ドリトル先生アフリカゆき」などもある。

 開館時間は午前9時半から、火~金曜は午後6時半まで、土日曜は5時15分まで。

写真=内容問わず黄色い本を集めた特集コーナー