新型コロナウイルスの影響で日常生活上の困難を抱える個人や世帯が増えていることを受け、コンビニエンスストア大手のセブン―イレブン・ジャパンが全国の社会福祉協議会に缶詰43万缶を寄贈。御坊市社協にも県社協を通じて届き、21日、市社協から同市湯川町財部でこども食堂を運営するNPO法人フードバンク和歌山に届けられた。

 セブンイレブンが寄贈した商品は「セブンプレミアムさんま水煮」と「セブンプレミアムオリーブオイルさんまときのこ」の2商品。御坊市社協には「セブンプレミアムさんま水煮」288缶が届けられ、フードバンク和歌山に240缶を贈り、残りの48缶は生活困窮者への支援として活用する。

 贈呈は社協事務所で行われ、吉本啓二事務局長(47)が「セブンイレブンから提供されました。こども食堂で使ってください」と、フードバンク和歌山の鈴木正文事務局長(60)に手渡した。鈴木事務局長は「とても助かります。子どもたちに喜んでもらえる缶詰を使った料理を作ります」と話していた。

 県社協には9600缶が提供され、日高地方では御坊市社協のほか、希望があった美浜町、印南町、みなべ町、日高川町の各社協と日高振興局に届けられた。

写真=吉本事務局長㊧から缶詰を受け取る鈴木事務局長