以前、日高新報の社会面でも紹介したシャープ製の使い捨てマスクの販売。新型コロナウイルスの感染が全国的に拡大する中、当初、アクセスが集中して会員登録すらできないほどの人気でサーバーがダウン。その後抽選による販売に切り替えて、毎週水曜日に抽選しており、これまで3回の抽選が行われた。

 第3回抽選時の応募総数は約750万人。当選者は7万人で、当選倍率は100倍以上。当然というべきか、筆者は当選せず。ちなみに一度応募しておけば、次回から自動的に抽選に参加できるシステムで、いつかは当たるのではないかと、期待している。

 ところが、39県で緊急事態宣言が解除されるなど、日本はコロナ禍から回復しつつある。さらにシャープ以外の企業もマスク生産に乗り出したほか、最近は手作りも普及し始め、マスク不足は解消されつつあるように感じる。実際、御坊市内の店でも、50枚箱入りのマスクが3000円弱で山積みになって売られていたが、しばらく様子を見る限り買っていく人はなかった。

 今年3・4月、市内スーパーなどではマスクを求めて未明から順番待ちの行列をつくるところがあり、筆者も何度か並んだが、何か遠い昔のことのように感じる。たくさんマスクをストックしているわけではないが、いますぐなくなるわけでもなく、結局筆者も店で山積みになったマスクを一度手に取ったが、そっと元へ戻した。

 そこでふと思う。いまさらシャープの50枚入り、約3900円(送料込み)のマスクは必要なのか。ならばなおさら、まだ届かないアベノマスクは…。国民の期待と不安に応えるにはやはりスピード感が必要だ。(吉)