新型コロナウイルスによる県の休業要請が16日、大幅解除され、県内の映画館やボウリング場などが日常の姿を少しずつ取り戻し始めた。日高地方でもボウリング場などの遊技施設が一部営業を再開したが、人出は普段の土日と比べると少なく、政府が引き続き外出自粛を呼びかけるなか、緊急事態宣言前の状態にまで戻るにはまだ時間がかかりそうだ。

 国の緊急事態宣言解除を受け、15日に開かれた県感染症対策本部会議で約90業種の休業要請のうち70業種が解除となった。

 御坊市湯川町財部のオークワロマンシティ御坊店の3階では、休業していたボウリング場、映画館、ゲームセンターなどが一斉に営業を再開。各運営業者とも消毒液を設置するなどの対応で、ボウリング場のJ―Bowl(ジェイボウル)は使用できるレーンの間隔を開けて人が密にならないよう工夫し、ゲームセンターのタイトーFステーションは定期的にゲーム機をアルコール消毒しているほか、学校が休校していることから子どもたちだけの場合は平日午後3時まで入場を断るなどの対応を行っている。また、映画館のジストシネマもチケット売場にビニールシートの仕切りを取り付け、マスクの着用要請、入場時の手指消毒、劇場内の座席の間隔を開けるなどの対策をとっている。

 営業再開後の16、17日は普段なら来場者が多い土日となったが、2日間ともいつもよりお客が少なく、ジェイボウルの西山浩志副支配人(58)は「営業できて安心しました。徐々にお客さんが増え、元の状態に戻ってくれればと思います。早く終息し、みんな笑顔になってほしいですね」と今後に期待し、プレーを楽しんだ御坊市の会社員の男性(42)は「ゴールデンウィークも自粛で外出できなかったので、早速家族でボウリングを楽しみに来ました」と話していた。

写真=営業再開後、ボウリングを楽しむ人たち