新型コロナウイルス感染拡大防止と、外出自粛の影響で苦境に立たされている飲食店の売り上げアップにつなげようと、田辺市、白浜町の飲食店約10店舗がテイクアウト用の弁当をドライブスルー方式で販売を始めたと報道されていた。各店舗の弁当を1カ所に持ち寄り、共同販売する新しい試み。

 報道によると、初日にはピザや丼など27種類の弁当がメニューに並んだという。車で訪れた客は乗車したまま注文し、弁当を受け取れる。大変便利なサービスを始めたものだと感心した。

 ファストフードが好きではないので、ドライブスルーにはこれまで縁がなかった。だけど、車に乗ったまま好みの食べ物を選んで買える、それに時間もかからないのなら、この辺にもあればぜひ利用したいと思える。1店舗のみの取り組みなら料理の種類も固定され、メニューも限られてくるが、これなら幅広く対応可能。あとからどんどん店舗を増やすこともできるので、メニューが多くなればなるほど利用客数の伸びも期待される。

 「ドライブスルー」とネットで検索すると、従来のファストフード店だけでなく、「八百屋」「魚屋」「マルシェ」などが引っかかってくる。「マルシェ」の内容を調べてみると、事前に飲食店へ寄付をした参加者がチケットを受け取り、イベント当日、参加者は車に乗りながら好きな店舗でチケットと料理を交換できるという仕組みになっている。ドライブとマルシェをうまく融合させた取り組みと、これにも感心。

 コロナ禍の中でも、知恵を出し合えばいろんなことができる。ネットを使えば世界中の情報が手に入る時代であり、先進事例を学ばない手はない。(賀)