御坊市の健康福祉課が市役所1階ロビーに設置した未使用、未試着、未開封のマスク投函ボックスに多くの寄付が寄せられている。

 市民から「政府のマスクは届いても使わない。誰かに使ってもらいたいのですが」との問い合わせがあり、「使ってな(つこぉてな)!マスク」と題した投函ボックスを手作り。11日から13日まで3日間で計532枚の寄付があり、その中には段ボール箱での同課への持参や手作り、メッセージ入り、繰り返し使える布製もあった。

 ボックスは今後も継続して設置。同課担当者は「感染予防と外出自粛でストレスの多い時期に、皆さまの温かいお気持ちがとてもうれしい。緊急事態宣言が解除されても、新しい生活様式には、マスクの着用は必要になります。あなたの『必要な人に使ってもらいたい』という気持ちを、必要としている方に届けます」としている。

写真=届けられたマスクを手に職員