JA紀州(芝光洋組合長)の移動スーパー「とくし丸」は6月から、印南町を販売エリアとする7号車が開業する。
JA紀州のとくし丸は、高齢者ら日常の買い物に困っている人の自宅前に、Aコープの商品を積んだ専用の軽トラックで行き販売する地域貢献事業。1000点以上の野菜、果物、魚、肉などをそろえている。客側は、実際に手に取り、自分の目で見て購入でき、週に2度の訪問があるのでまとめ買いの必要がなく、欲しい商品を次回に注文もできる。最近は特に、新型コロナ感染症の影響で、外出を控える人の需要も高まっている。
現在は御坊市、美浜、日高、由良、日高川、みなべ町、田辺市龍神村で6台が稼動。各車一日平均約9万5000円の売り上げがあり、7号車を含めると約1000軒を訪問することになる。
地域の「見守り隊」の役目も果たすことから、同JAは御坊署や市町と地域見守り協定を締結。印南町とも2016年5月に締結しているが、開業には至っていなかった。同町は7号車だけでは回りきれない地域もあり、追加ルートも検討されている。
7号車はAコープいなみ店を拠点に、印南町の明神川、印南原、丹生、古井、西神野川、上洞、川又方面の約100軒を訪問。販売を担当する井ノ口純さん(53)=御坊市湯川町財部=はAコープや既存のとくし丸に同乗するなど研修に励んでおり、「利用者の皆さんに買い物を楽しんでもらい、喜んでもらいたい。コミュニケーションをとりながら、見守り活動も頑張っていきます」と話していた。
写真=印南エリアを担当する井ノ口さん


