御坊市は、日高高校の女子生徒3人と協働で、ふるさと納税の寄付者に送付するメッセージカード300セットを作った。

 同校は、2年生の総合的な学習で地域の現状と課題について能動的に理解を深め、グローバルな視点から解決に向けた提言を行っている。そのなかのスターチスチームが2017年度から、「花のまち御坊」を広めようとスターチスを使った「インスタ映え」する作品で情報発信。PRしている。

 19年度は大谷雛女さん、阪本舞衣さん、森口叶南子さんが作品の商品化に向けて活動するなか、その取り組みの一つとして、「お花でつながる癒しの空間・香華」(湯川町財部)の指導で、スターチスのドライフラワーを付けたメッセージカードを制作。カードに「御坊から変わらぬ感謝の想いをこめてありがとう」と手書きのメッセージを添えている。

 20年度分のふるさと納税で市に直接寄付を申し込んだ寄付者に送付。担当の企画課は「日高高校の生徒の方に協力いただき、地元のスターチスを使って作ってもらいました。高校生手書きのメッセージに感謝するとともに、『花のまち御坊』のPR、御坊市の魅力発信に努めていきたい」としている。

写真=メッセージカード作りに取り組んだ日高高校生