仁坂吉伸知事は7日、県庁で定例会見を行い、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、県立学校に対して12日まで、一斉臨時休校の措置を取ったと発表。その後の再開時期のめどは立っていないが、再開にあたって保護者や学校に求める対応についてまとめたことも報告した。

 一斉臨時休校については、県内で新型コロナウイルス感染者が増加傾向にあることや、大阪府が政府の緊急事態宣言区域に指定される見込み(会見時点)でその状況を注視する必要があることなどを考慮。市町村と私立の学校に対しても同様の措置を要請した。また、大阪府からの通学者が多い学校については、大阪府の対応に合わせて休校を要請する。今後、10日までに来週以降の学校再開の可否を決定する。

 学校が再開した場合の対応についても県立高校だけでなく、市町村と私立学校にも要請する。保護者への協力依頼では▽毎朝、検温し、健康観察表に記入して学校に提出▽学校で発熱を確認した場合は速やかに迎えに来る▽昼食は生徒ホールの密集を避けるため、可能な限り弁当持参――など。学校での対応では▽「3つの密」を避ける工夫として時差登校を工夫▽各教室の換気を毎時間、徹底するとともに、多くの児童、生徒が手を触れる場所は、一日に1回以上、消毒液で消毒▽必要不可欠な行事(入学式等)は3つの密を回避し、時間や規模を縮小して実施▽部活動は原則、校内で短時間の練習にとどめ、接触度の高い活動や練習は行わない▽登校に不安を感じ、家庭学習などを希望する場合は欠席扱いにしない――などを挙げた。

 仁坂知事は一斉臨時休校について「休校にするかどうかは非常に難しい問題。学力や友達関係などのマイナス面がある。しかし、再開すればある程度人が集まり、通勤、通学などで感染のリスクも高まる。保護者や学生からは感染を心配して『再開しないで』というたくさんの声もいただいた」などと説明。政府の緊急事態宣言については「いいタイミング。おそらくきょうの夜に宣言が出るので、それを受けあすの朝に対策本部を開き、今後の対応を検討したい」と述べた。また、「休校中、学校の教員は一人ひとりの児童、生徒に毎日1回は健康や学習状況について確認するため電話を入れることにしている。学校を通じた感染発見のメカニズムにもなる」と強調した。