御坊日高が舞台の映画「ソワレ」(配給=東京テアトル)は、今夏終わりごろの公開へ準備が進められており、公開前の作品PR映像「超特報」が、映画館や公式SNSで公開されている。昨年夏に御坊市や日高郡内で撮影が行われ、地元住民もエキストラ出演した待望の一作。応援する御坊日高映画プロジェクト実行委員会にも宣伝用「超ティザーチラシ」が届き、期待が一層膨らんでいる。

 ソワレは、俳優で演出家の豊原功補さんや歌手で女優の小泉今日子さんらが設立した新世界合同会社の第1回プロデュース作品。海外の映画祭で受賞経験のある外山文治さんが監督を務めている。

 物語は役者を目指しながらも生きる意味や夢を見失いかけている青年と高齢者施設で働く女性が出会い、ある事件をきっかけに先の見えない逃避行に出るという切ない恋が描かれ、御坊日高のまちや豊かな自然を背景に進行。主役の岩松翔太役は俳優村上虹郎、ヒロインの山下タカラ役は女優芋生悠が務めた。

 映画制作に向けては御坊日高でのロケをサポートしようと、地元官民が一体となった実行委が発足。昨年7月に撮影が行われ、協賛金は1000万円が集まった。

 東京テアトルの担当者によると、公開に向けた準備は着々。予告編や特報の前段階という「超特報」が、テアトル系列の映画館で上映されている。超特報は32秒間の映像で、公式のツイッターやインスタグラム、ユーチューブでも視聴可能。今後、ポスタービジュアルや場面写真も解禁されていくという。

 あえて詳しく紹介しない「超ティザーチラシ」はテアトルシネマグループの公開劇場と系列劇場、ロケ地和歌山県展開用で計10種類のカラーパターン。実行委には700部が届き、官公庁等に掲示していくほか、御坊商工会議所やお仏壇の「阪本」(御坊市湯川町丸山)で配る。

 「阪本」を経営する御坊日高実行委の阪本仁志実行委員長は「去年の夏に撮影があり、晩夏の公開へ盛り上げていきたい。ロケ地の御坊日高という素晴らしい地域、豊かな自然が世界にインパクトを与え、アピールできれば。地元の皆さんにも映画館へ行ってもらえるようPRしたい」と期待に胸を躍らせている。

写真=ティザーチラシを手に阪本実行委員長