印南町は9日、日裏勝己町長にとって3期目最初の編成となる2020年度一般会計予算案を発表した。「チャレンジとオールいなみ:希望を持てるまちづくり」を基本方針に、総額は50億8825万9000円、前年度比6776万4000円(1・3%)増加の積極型。新規事業では特定空き家撤去費助成や小中学校へのWi―Fi整備などを盛り込み、懸案の切目橋架け替えについては、いよいよ詳細設計がスタートする。

 今回の予算編成については「4年に一度の節目の年に新たな挑戦を重ね、機動的かつ効果的な施策を展開する、『チャレンジする印南町』をこれまで以上に前面に押し出す時期」とし、「『安かろう・よかろう』をモットーに真に必要な事業を厳選し、住民目線で推し進める」ことを基本方針にしている。

 主な事業では、防災面で切目川防災センター整備事業1024万3000円を計上し、トイレの洋式・バリアフリー化、かまどベンチ3基を設置する。高速印南SA付近のいなみ防災広場構想については350万円で、土地利用計画を策定する。切目橋架け替えは6100万円で新年度に詳細設計を行い、2025年度の完成を計画しているが、事業スピードをアップしていく方針。

 生活環境整備では、特定空き家除却事業費補助制度を新たに導入。特定空き家の撤去に関して4分の3、上限75万円を補助。新年度予算は375万円で、5軒分を見込んでいる。定住促進では未来投資新規事業調査委託料として650万円を計上。宅地造成を見据えた宇杉地域の調査設計などを進める。教育環境の充実ではICT教育推進事業として9106万8000円を計上し、町内小中学校のWi―Fi環境整備、児童・生徒1人に1台のタブレット配布を進める。小学校トイレの洋式化は6644万円で、今年夏休み中の工事完成を目指す。

 議会3月定例会は12日開会。一般会計予算含め23議案を提出する。分課設置条例の一部改正では現行の企画政策課と産業課を統廃合し、企画産業課を新設する。業務を一元化し、観光と地域産業をドッキングさせた施策を展開していくのが狙い。企画政策課の一部業務は総務課にも移行する。