美浜町和田、陸上自衛隊和歌山駐屯地は先月、煙樹ケ浜で南海トラフ地震を想定した災害対処訓練を行った。

 同駐屯地の第304水際障害中隊(中隊長=荒木憲2等陸佐)と大阪府和泉市にある信太山駐屯地に所属する第37普通科連隊(大阪府の大和川以南から和歌山県下を災害派遣担当区域とする)の合同訓練。南海トラフを震源とする巨大地震が発生、東海、近畿などで大規模な津波が発生したと想定し、行方不明者捜索を訓練した。

 同水際障害中隊の水陸両用車94式水際地雷敷設車に信太山の普通科連隊が乗船、煙樹ケ浜沖で船上から要救助者を捜索し、水際障害中隊のダイバーが水中を捜索。要救助者を船上に引き揚げ、応急処置を施すなど、災害時の海上における対処能力の向上を図った。

 荒木中隊長は「南海トラフ地震が発生した際に両部隊の特性・能力を最大限に発揮しつつ、いかに県民の皆さまに寄与できるかを検証した極めて貴重な訓練であり、引き続き、訓練を積み重ね、いつ発生しても不思議ではない南海トラフ地震に万全の態勢を整えていきたい」と話していた。

写真=海中から要救護者を引き揚げる隊員