渓流釣りファン待望のアマゴ釣りが1日、県内河川で解禁され、日高川も大勢の太公望が訪れた。

 日高川漁協によると、今年は日曜と重なったこともあり、例年よりも多い約250人が入渓。先月26日に成魚放流したポイントの1つ、龍神温泉元湯周辺では早朝から約50人の釣り人が並んだ。

 放流魚は警戒心が少ないため、次々と針に掛かり、多い人は100匹を超える釣果も。平均は20~30匹で、型は20㌢前後。中には「これだけ釣れば十分」と、早々と昼前に竿を納める人もみられた。

 成魚放流ポイント以外では小又川(龍神村龍神)、寒川(日高川町)などでも多い人で50匹を超える釣果だった。

 宮代キャンプ場近くで竿を出した御坊市野口の出口由孝さん(68)も午前10時ごろまでに10匹を釣り上げ、「釣れても釣れなくても、きれいな川で竿を出すだけで楽しいです」と笑顔を見せていた。

 漁期は9月末まで。遊漁料は年券5500円(税込み)、日券2200円(同)で、小中学生、身体障害者(3級以上)は半額。詳しい問い合わせは同組合℡0738―52―0950。

写真=アマゴを釣り上げる太公望(龍神温泉元湯周辺で)