和歌山県内でも新型コロナウイルスの感染者が相次いでいる。県内初確認となった50代男性は外科医ということで、医師の感染としては国内初。日頃からウイルス対策が万全な医者でさえも、感染の魔の手から逃れられなかった。これまで感染が確認された5人はいずれも済生会有田病院の医師や患者。1人目の男性医師と2人目の70代男性患者は直接の接触はなく、県は院内で2人目に感染した可能性を否定。3~5人目は1人目の医師との接触があり、院内感染の可能性が高いという。いずれにしても感染経路は不明というのが不気味で、いつどこでだれが突発的に発生してもおかしくないと言える。
発表によると感染者はいずれも県内在住者。それ以上の情報はプライバシー保護で明かされておらず、現在入院している病院も非公表。それがゆえに「あの病院に搬送された」「感染者はあの町の在住者」などのうわさが飛び交い、余計に不安をあおることにもなっている。せめて感染者が在住している保健所圏域や現在入院している病院ぐらいは公表してもいいのではないだろうか。あと、すでに感染が確認された人のこれまでの足取りなども不明。特に新たに陽性反応が出た男性医師は大阪の病院に出張して診察もしていたそうだが、その病院も非公表。不安をあおるためではなく、正しい知識と危機意識を持って感染拡大を防ぐためにもう少し情報公開してもいいのではないだろうか。確かに風評被害も心配されるが、まずは感染予防が大切だ。
いずれにしても、自分がいま何ができるのか。過度の恐れは禁物。とにかく手洗いやせきエチケットなどを徹底しよう。(吉)


