和歌山弁護士会は、次期会長に山崎和成氏(51)=公園前法律事務所=を選出した。任期は4月1日からの1年間。

 山崎氏は粉河町(現・紀の川市)の出身で、同志社大法学部を卒業後、1998年に和歌山弁護士会に登録。副会長や犯罪被害者支援委員会、民事介入暴力及び非弁護士活動対策委員会の委員長を歴任している。

 記者会見で山崎氏は「地元の在野法曹として県民のために法的サービスの充実を図っていきたい」と抱負。主な取り組みとしていじめや不登校、保護者からのクレームに対し公立学校がすぐ弁護士に相談できるスクールロイヤー制度の行政と連携の上での導入、訴状や申立状が届いた人が無料で相談できる民事・家事当番弁護制度の広報、災害時の法律相談の需要を想定した市町村との災害協定を挙げた。

 副会長には土井智也、大谷惣一、芝野友樹の3氏が選ばれた。

写真=山崎弁護士