「一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり」。その日になすべきことは朝に計画を立て、その年になすべきことは元旦に計画を立てるべきだそう。よく「こんな年になったらいいな」ではなく「こんな年にする」と目標を立てるよう言われる。年の初めに目標を立てた人、気がつけば年が明けて10日以上になっている人、皆さんのこの一年はどんな年になるのでしょうか。
13日は成人の日。新成人の数は前年比3万人減の122万人。総人口に占める割合は0・97%で、前年と比べて0・02㌽低下し、10年連続で1%を割り込んでいる。和歌山県内は9601人(男性4829人・女性4772人)で、昨年と比べて167人減り、県内30市町村のうち17市町村で減少。北山村では成人式の対象者がいないという状況になっている。
そんな彼、彼女らには、どんな未来が待っているのだろうか。日高地方での成人式は年明け4日に美浜、日高、みなべ町であり、12日に御坊市、由良、日高川、印南町で行われる。5日、和歌山市では成人式に出席していた新成人4人が会場の外で酒を飲み、急性アルコール中毒で病院搬送。このようなことがないように、社会人としての自覚と責任を持ち、成人として第一歩を踏み出してほしい。
このように、一年や人生の節目には誓いを立てる機会がある。以前担当していた海草地方の一部中学校では「立志式」という行事があり、武家の元服にちなみ14歳の2年生が決意表明。現代でいう成人式といったところだろうか。筆者は今年40歳。あればだが2回目の成人式を迎える。新成人同様、私たちも一人一人が自覚、そして目標を持って一年、人生を歩もう。(笑)