特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、御坊署は10日、印南町西ノ地のファミリーマート切目口店の店員3人に感謝状を贈った。3人は昨年11月、来店した高齢男性のワンクリック詐欺被害を適切な対応で防止。昨年1年間、同署管内で特殊詐欺の被害が確認されておらず、大野矢雄署長は「水際で被害を防いでくれて感謝しています」とたたえた。
感謝状を受けたのは中戸麻美さん(36)=印南町印南=、山﨑香奈さん(48)=御坊市名田町楠井=、尾山雅之さん(28)=同野島=の3人で、同署によると、昨年11月15日午後2時ごろ、当時69歳の男性が「有料サイトの入会解除のため、10万円分のポイントギフトカードを購入したい」と来店。3人は、購入させたギフトカードに記載の番号を聞き出し、ポイントをだまし取る詐欺の手口だと気づき、男性を説得するとともに110番通報した。
男性は動画サイトを見ていたところ、「登録されました」との表示にだまされ、解除しようと表示された連絡先に電話。料金を不正請求されていた。男性の来店時、応対した中戸さんが詐欺だと直感し、山﨑さんに相談。尾山さんが通報し、署員が到着するまで3人で、詐欺の手口のためポイントギフトカードを購入する必要はなく、無視しても大丈夫だと説明して説得した。
贈呈式は同署署長室であり、大野署長は「詐欺被害の防止は手口を含め、いろんな広報をしているが、現実に被害が出ている。そんななか水際で被害を防いでいただき、本当に感謝しています。これからもよろしくお願いします」。3人は「被害が防げてよかったです」と笑顔を見せていた。
写真=感謝状を受ける(右から)中戸さん、山﨑さん、尾山さん


