御坊商工会議所、紀州新聞社、日高新報社が主催の新春賀礼会が4日、御坊市の花ご坊で開かれ、日高地方の政財界から約150人が参加した。

 上西一永商工会議所会頭は「『地域商工業者の活力なくして地域の繁栄なし』というスタンスに立ち、地域経済が活性化していくためには、その根幹を支える中小企業全体の底上げを図り、元気な事業所を増やしていかなければならないと思うところです」とし、時代の流れとニーズをより深く察知するとともに、地域発展のビジョン確立を強調。今年度の事業目標に「地元企業の持続的発展」「市街地中心商店街の振興」「地域観光振興の推進、企業誘致の促進」「会員拡充、組織力の強化」「環境・防災都市づくりへの参画」を挙げ、「行政と各種商工団体との広域連携が求められる時代で、情報を共有しながらお互いが切磋琢磨し、それぞれの地域の発展に努めなければなりません。地域総合経済団体としての商工会議所の存在が注目され、いまほど活動に期待の寄せられている時期はない。一層の重責を自覚し、運営に懸命の努力を尽くす覚悟。皆さんにも格別の支援をお願いします」と呼びかけた。

 国会議員や日高地方の首長、御坊市議、県議らも出席。自民党の二階俊博幹事長、世耕弘成参議院幹事長、鶴保庸介参院議員や御坊市の柏木征夫市長が祝辞を述べ、松本隆史市議会副議長の発声で乾杯、今年一年の飛躍を誓った。

写真=今年一年の飛躍を誓う上西会頭