2000年12月、由良町衣奈小学校運動場の片隅に埋設されたタイムカプセルが1日、20年ぶりに開封された。当時の全校児童89人が自分宛てに書いた手紙などが埋められており、卒業生が小学校時代の思いを蘇らせていた。
20世紀から21世紀に変わる直前の00年12月20日、ミレニアムイベントとして「20年後の自分」などのテーマで手紙を書き、タイムカプセル容器に入れ、グラウンドのバックネット裏に埋設した。カプセルは年末に掘り起こし、この日にカプセルを止めていたネジを外して開封となった。
手紙は参加した卒業生約60人に手渡され、当時を思い出しながら読んでいた。湯浅町に住んでいる岸上美紀さん(26)=当時2年生=は「手紙に書いてあった自分の夢はレストランで働くことでしたが、実際は歯科衛生士の道を進みました。小学時代を思い出すと、とても懐かしいです」、有田川町在住の公務員の原太一さん(28)=当時3年生=は「『どんな家に住んでいますか』『子どもは何人いますか』などと自分に問いかける内容の作文でした。子どもは長男が1人と7月に生まれる予定の子どもを合わせると2人で、作文で予想していた子どもの人数と一緒でした」と話し、奈良県に住んでいる西谷公志さん(30)=当時5年生=も「『地域はどう変化しているのだろう』などと書いていました。タイムカプセルの開封で同級生らと再会でき、とても懐かしいです」と笑顔を見せた。
写真=20年前の懐かしい手紙を読む卒業生たち


