御坊市が新町地区で整備事業を進めてきた津波避難タワーの竣工式が21日、現地で行われ、テープカットや餅まきで祝った。

 柏木征夫市長が「皆さんのご理解、ご協力で立派なものができました。皆さんには駆け上がる体力をつけていただきながら、今後はいざというとき大切になる自助、共助の取り組みに力を入れていきたい」とあいさつし、市議会の向井孝行議長が祝辞。至誠会自主防災会の塩﨑弘直会長が「念願のタワー完成。これを防災の拠点に訓練や活動を行っていきたい」と述べ、柏木市長、向井議長、塩﨑会長、八幡会自主防災会の土屋和弘会長、丹心会自主防災会の北村文司会長、至誠会の戸田省三会長でテープにはさみを入れた。式典の後は餅まきを行い、多くの人で大盛り上がり。タワー見学もあり、住民らは階段やスロープで上り、避難方法を確認するとともに、防災の意識を高めていた。

 タワーの高さは13・87㍍で、避難スペースの面積は378・9平方㍍。新町地区避難困難地域の全ての住民(想定避難者数690人)が避難可能になった。設計・監理・施工は谷口組(御坊市)・寺前則彦設計室(印南町)特定建設工事共同企業体。津波避難タワーの建設は薗、名屋に続いて3地区目で、これで市内の津波避難困難地域は全て解消された。

写真=タワーの前でテープカット