日高川町和佐の和歌山南陵高校(小野和利校長)はJA紀州青年部との連携企画として、農業ボランティアを実施。13、16、17日の3日間、2年生22人が小熊地内の瀧本農園でミカンの収穫を手伝った。

 同校の地域産業学習の一環でもあり、6月の梅収穫に続いて2回目。温州ミカンの収穫を手伝い、生徒たちははさみとかごを持ち、畑で作業。きれいに色づいたミカンをしっかり手に取り、丁寧に収穫していた=写真=。

 豊中市出身の上野一輝君は「いろんな向きに実っているミカンを取るのは思ったより大変でしたが、地域の産業を知るいい機会になった。ミカンは大阪で食べるのよりめっちゃ甘い」と笑顔で作業し、県外の生徒への和歌山ミカンのPRにもなったようだった。

 農園の瀧本雅史さん(37)は「みんな一生懸命に取り組んでいただき、すごい助かっています。同じ町の学校なので、これをきっかけに交流を広げていきたい」と話していた。